脱衣場のドアをコンコンとノックしてから入ると……


楽しそうな蒼太と優華の声が聞こえてきて、自然と頬が緩む。




「隼人さん」




すりガラス越しに声をかけた。




「絢華ちゃん?」


「あの、ここに着替えを置いておくから、良かったら使って」


「ありがとう」




しばらくしたら、蒼太と優華があがってきた。




「お風呂、気持ち良かった?」


「うん!はやととはいったらたのしかったよ」


「ゆうかもたのしかった」


「そっか、良かったね。……髪の毛乾かすよー」




ドライヤーで二人の髪を乾かしていたら……




「絢華ちゃん?」




振り向くと……


一瞬、……優太がいるのかと思った。


優太の服だからしょうがないんだけど……