“忘れて”とは言ったものの、一度は口に出してしまった不安。
舜がどんな気持ちで聞いていたのか……
それを知るのが怖くなって、顔をあげられずにいた。
そしたら……
周りの空気が“ふわっ”と動いて……
舜にやさしく抱き締められた。
「絢華、俺はどこにも行かねぇよ。ずっと絢華の傍にいる。だから、そんな心配すんな」
そう言って、あたしの顔を覗き込んできた。
その言葉に、止まっていた涙がまた溢れてきた。
「舜」
舜の綺麗な指があたしの涙を弾く。
そして、視線を合わせながら……
「俺は、ぜってぇに絢華の傍を離れねぇ。一生一緒にいる。約束する!」
舜の真っ直ぐな視線に、真っ直ぐな想いに、あたしの胸がぎゅっとつかまれたように痛くなる。
といっても、ズキズキした痛みではなくて、心が温かくなるような痛み。
舜がどんな気持ちで聞いていたのか……
それを知るのが怖くなって、顔をあげられずにいた。
そしたら……
周りの空気が“ふわっ”と動いて……
舜にやさしく抱き締められた。
「絢華、俺はどこにも行かねぇよ。ずっと絢華の傍にいる。だから、そんな心配すんな」
そう言って、あたしの顔を覗き込んできた。
その言葉に、止まっていた涙がまた溢れてきた。
「舜」
舜の綺麗な指があたしの涙を弾く。
そして、視線を合わせながら……
「俺は、ぜってぇに絢華の傍を離れねぇ。一生一緒にいる。約束する!」
舜の真っ直ぐな視線に、真っ直ぐな想いに、あたしの胸がぎゅっとつかまれたように痛くなる。
といっても、ズキズキした痛みではなくて、心が温かくなるような痛み。



