この会話を聞いていた蒼太が



「おとこはダメなの?おとこのこはつよいんでしょ?」



なんて泣きそうになってるし。



「蒼太は強いもんね」


「うん」



声が沈んでる。


なんて言えばいいんだろう。



「よしっ、蒼太。男同士の話をしながら風呂に入るぞ!」


「おとこどうしのはなし?」


「ん」


「なんのはなし?」


「それは風呂に入ってからのお楽しみだ」


「わかった!」



とたんに笑顔になった蒼太。


舜は、蒼太の扱いにも凄く慣れてきた気がする。



「ゆうかはママとおたのしみ?」



舜と蒼太の話を聞いていた優華が、羨ましそうにあたしを見て言った。



「うん、女同士もお楽しみね」


「うん!」