式が終わって、舜の両親にもお腹の赤ちゃんのことを報告した。


お父さんとお母さんは、蒼太と優華に対しても、ほんとの孫のように接して可愛がってくれている。


図々しくも“おじいちゃん”“おばあちゃん”と呼ばせてもらっている。


蒼太と優華にとっては、初めてのおじいちゃんとおばあちゃん。


こんなふうに、あったかい家族の一員になれたことがほんとに嬉しい。


そんなあったかい二人だから、お腹の赤ちゃんのことも物凄く喜んでくれた。



紗羽にも報告した。


泣いて喜んでくれた。


紗羽はあたしのことも、いつも自分のことのように、いいことは一緒に喜んでくれて、悲しいことは一緒に泣いてくれる。


あたしも紗羽のことに対しては、同じだけどね。