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そのあとすぐにやってきたあたしの誕生日は、舜が慣れない手つきで夕食を作ってくれた。
ずっと実家暮らしの舜は、必要に迫られないと料理はしないらしく、カレーとかチャーハンしかできないと言っていた。
この日はカレーを作ってくれたんだけど、何を作った…ではなくて、作ってくれたということが凄く嬉しかった。
蒼太と優華も何かやりたいと言って、舜の横でピューラーで人参の皮を剥いたり、鍋の野菜を掻き混ぜたりしていた。
周りから見たら、邪魔しているようにしか見えないことをしているのに、舜は二人にやさしい笑顔を見せていて、その光景に、また笑みがこぼれた。
「「ママ、おたんじょうびおめでとう!」」
「絢華、誕生日おめでとう」
三人で作ってくれたカレーライスは、凄くおいしくて、お腹も心も満たされた。
こうなふうに祝ってもらえるなら、年を重ねていくのも悪くないなって思った。
今回も二人は絵をプレゼントしてくれた。
凄くあったかくなる絵だった。
そのあとすぐにやってきたあたしの誕生日は、舜が慣れない手つきで夕食を作ってくれた。
ずっと実家暮らしの舜は、必要に迫られないと料理はしないらしく、カレーとかチャーハンしかできないと言っていた。
この日はカレーを作ってくれたんだけど、何を作った…ではなくて、作ってくれたということが凄く嬉しかった。
蒼太と優華も何かやりたいと言って、舜の横でピューラーで人参の皮を剥いたり、鍋の野菜を掻き混ぜたりしていた。
周りから見たら、邪魔しているようにしか見えないことをしているのに、舜は二人にやさしい笑顔を見せていて、その光景に、また笑みがこぼれた。
「「ママ、おたんじょうびおめでとう!」」
「絢華、誕生日おめでとう」
三人で作ってくれたカレーライスは、凄くおいしくて、お腹も心も満たされた。
こうなふうに祝ってもらえるなら、年を重ねていくのも悪くないなって思った。
今回も二人は絵をプレゼントしてくれた。
凄くあったかくなる絵だった。



