☆一番星☆

「おまえ、女みてぇ」



誠くんがボソッと呟いた。



「しょうがねぇじゃん、そうしたいんだから」


「絢華さん、舜ってこういう子供っぽいとこもあるんだけど、こんな子でいいのかしら?」



確かに子供っぽい。


でも……



「そういうとこも好きです」



って!……あたし何でお母さんに向かって“好き”宣言してるんだろ。


恥ずかしいっ!



「ふふ、何だか嬉しいわ。来年には娘ができるのね。あ、孫もかしら。しかも二人も」



お母さんのこの言葉に、涙が出てきた。



「絢華?どうした?」


「あたし、初めてだ」


「初めて?何が?」


「お父さん、お母さんって呼べる人ができるの」



お母さんが“娘”って言ってくれたことが、ほんとに嬉しかった。


いつも舜があったかいって感じるのも、この親がいるから。


こんなにあったかい家庭で育ったから。


この中に入ったら、あたしもあったかくなれるのかな。