目を開けて、優太の遺影を眺める。


何度見ても、この笑顔が大好き。


いつ見ても、この笑顔にきゅんとする。


どれだけ経っても……


優太の笑顔に癒されるんだろうな。


遺影を手にとって、優太の頬をそっと撫でる。


優太の肌の感触、……もう忘れちゃったよ。


一筋の涙が、ほろりと、頬を伝った。




「絢華、おはよ」




後ろから聞こえた声に、涙を拭いながら




「おはよう」




と言って、遺影を元の場所に戻した。


舜もあたしの横に並んで、手を合わせてくれた。


そんな舜の姿を見ていたら、目を開けた舜がこっちを見た。




「ん?何?」


「いつもありがとう」




そう言うと、舜はニッコリ微笑んであたしの頭をやさしく撫でてくれた。