舜と話をするようになって、まだ数ヶ月だけど、あたしの心は間違いなく舜の方へと傾いていった。




あたしが『優太のことは一生好きだよ』って言った時も……


『そういう一途な絢華さんがいい』って……




『いつまでも、優太を思い出して泣いちゃうよ?』って言った時も……


『その時は俺が絢華さんのことを抱き締める』って……




『遺影と位牌をずっと置いておくかもしれないよ?』って言った時も……


『優太さんがいて、今の絢華さんがあるから、俺も毎日お礼を言う』って……




『あたしでいいの?』って聞いた時は……


『絢華さんがいい。絢華さんじゃなきゃ嫌だ』って言ってくれた。




そんな舜のあったかい心が好き。


あたしを包んでくれる大きな心が好き。