☆一番星☆

「蒼太、優華、ありがとう。ママ、嬉しすぎて涙が出ちゃった」


「うれしくてもなみだがでるの?」




首を傾げながら蒼太が言った。




「そうだよ。蒼太と優華が生まれた時も嬉しくて、ママ泣いちゃったんだよ」


「そうなの?」


「うん。ママのために、こんなに可愛い部屋にしてくれてありがとね」


「「うん!!」」




二人とも優太にそっくりな満面の笑みを浮かべてる。


やっぱり二人の笑顔が一番大好きだよ。


でもきっと、舜と隼人さんがあたしのために、こういう場を作ってくれたんだよね。




「舜、隼人さん、ありがとう」


「絢華さん、おめでとう。さっき泣きだした時は焦ったよ」


「さっき?」


「ほら、蒼太と優華をもう迎えに行ったって話した時」


「だ、だって」




あれは、普通に焦ったんだもん。