「蒼太、何だ?」


「またいっしょにおふろにはいってくれる?」


「もちろん入るぞ!」


「ほんと!?」




お風呂にも一緒に入れなくなるって、思っちゃったのかな。




「おー、また一緒に入ろうな」


「うん!」




満面の笑みでそう言った蒼太の頭を、ガシガシと撫でたあと、隼人さんはあたしの方へと視線を向けた。




「じゃあ、俺仕事中だから」


「うん、あたしは明後日から出勤だよ」


「知ってる」




隼人さんは笑いながらそう言って、調理場の方へ入っていった。




「ねぇ絢華。隼人さんと蒼太って、一緒にお風呂に入ったりするの?」


「うん」


「ゆうかもいっしょにはいるよ」


「三人で?」


「……」




やっぱり、こういうことって良くないよね。




「絢華?」