次に少女は
ある弁護士と
その息子に会いました。


息子は赤ん坊の頃のトラブルで、喉がつぶれて声をだすことができませんでした。

弁護士は息子に跡を継がせたいと思っていましたが、息子は声が出せないので、誰かの弁護など到底できません。


「どうかお助けください…」


弁護士が泣きながら言うので
少女は息子に自分の高い声をあげました。