アナグマさんの動物記【Cat】




そこまで言ってもまだディーは、仕事を気にしながら、浴場へ向かった。
その後ろ姿に、いってらっしゃいとばかりに、メロウが一声かける。

濡れたジャケットとメロウを拭いたタオルを拾い上げる。
アナグマは、そのまましばらく手元を眺めていた。

ジャケットは、男物だ。

「まったく……せめてもう少し女の子らしい格好をしてくれれば、僕も心置きなく気を遣えるんだけどね」




End.