「 瑠香、
まだやりたいことあるんだろう？
二人の気持ちがしっかりしていたら離れることはないからさ。
いつか瑠香の大切な人に会わせてくれよな。
しっかり見ちゃうけどね。 」


瑠生くんの微笑みに
一瞬背筋がゾクッとしたけど。
兄貴として心配してくれてのことだから。


「 瑠香も理香も結婚するんだよなぁ。
どんな男連れてくるのかな？
オレの気に入るというか、キライじゃない男がいいよなぁ。
まっ！
誰がきても気に入るわけないけどさ。
なんか親父みたいなコメントだよね。 」


「 あははは。 」


とりあえず私は笑っておくことにした。


なんか入江くんを家に連れてきたことを想像していたら、
ものすごくおそろしくなってきた。