三年生になって
みんなは将来について考えがまとまってきてるんだろうけど…、

私は、
まだ何がやりたいのか?
わからないままでいた。

7月に入り、
学校の掲示板。


ボランティア募集!
あなたも老人ホームでお手伝いしてみませんか?


この掲示してある一枚に
私の人生が変わることになるなんて思いもしなかった。

この学校に
ボランティア部があるなんて初めて知ったんだよね。

とにかく話を聞きたくて部室へと急いだ。


「 あの…すいません。
掲示板みてきたんですけど…。 」


ドアが開いていたので
その言葉を言いながら部室へ入っていった。

部室に入ったとたん、
私はビックリした。

だって、
そこには優奈がいたから…。


「 優奈…どうしてここに? 」


イスに座っていた優奈は、自分の隣のイスをだしてくれて


「 瑠香、
私も今きたところだよ。
どんなことするのか聞きに来たんだ。
これから説明聞くから一緒に聞こうよね。 」


あの掲示板で、
今回は一人で頑張る!
って思っていたから…
優奈がいてくれて正直安心しちゃいました。