その声はまぎれもなく私の大好きな人の声だった

「りりよく聞け。俺は」


大好きな人の声はそこでとぎれた


私は今まで一度も体験したこともない痛みを感じた。


ドクドクドクと完全に普通じゃなく動く心臓

体が重い

自分の顔には赤くてヌルヌルするものがついている