私は年下が嫌い。
軽々しく好きとか言って
そんな言葉、信じられない。
「駄目。」
私の目を真っすぐ見ながら
答える蓮は、あいつとは違うんだとは思う。
「あっそ…じゃ、また生徒会の時に」
蓮を置き去りにしたまま
教室に向かう。
やっぱり信じられない。
教室に戻ると親友の由里香(ユリカ)
がお弁当を食べる準備をしてた。
「成海おっかえりー!見回りどうだった?」
「ただいまー! また蓮に捕まった… お弁当食べようよ」
「まじか、蓮君も大変だなぁ」
「な、私の方が大変だし!」
「はいはい。」
由里香は1年の時もクラスが一緒で
彼女は、長い髪の毛を綺麗に巻いていて
化粧もがっつりしている
外見的には正反対ってよく
言われたりするけれど、
私達の相性は抜群だと思う。

