《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*

捺さんはコーヒーカップを片手に持って、ニヤリと口角を上げる。


その視線は凄く意地悪ーーー・・・



「冗談だ…」


周囲に人がたくさん居るのも、眼中に無い様子。


何だか急に…話が途切れてしまった。


「・・・」

「・・・」


私もたっぷりのミルクと砂糖の入った甘いコーヒーを一口飲む。


隣のテーブルで食べているシフォンケーキに目が行く。


「どうした?」


「別に…」



「ケーキか…食べたいなら、食え」