《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*

幸い、赤ちゃんは無事だったーーー・・・



「・・・たくっ~何でそんな重大なコトを隠してるんだ!?」



「私だって昨日…知ったばかりで…」


「だったら、ちゃんと言えよ!」


「・・・ゴメンなさい…でも、大事な法要だし…捺さんの親族の人たちに結婚を認めてもらいたくて…」



「・・・そんなコト…急ぐコトでもない…」



ベットに横たわる私の左手をそっと握る捺さん。



「二人で時間をかけて…説得すればいいコトだ・・・。一人で何でも背負うな…」



「捺…さん!?」



「バカ…」



捺さんは半分涙目になっていた。