《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*

「・・・」



「悪い話じゃないと思うわよ!!祐君…」



「・・・」



哲さんの言葉で祐君は再び、ソファーに腰を下ろす。



「…海外に出て、サッカーの技術磨いてるけど…俺にはセンスないかな?って考えていたトコだ…。親父の会社を手伝うにしても…兄貴二人の下で働きたくないし・・・そんな時にこの見合い話が来たんだ…」



「・・・会うだけ会ってみたら??」



「…」
哲さんは諭すように祐君に問いかけた。



祐君は頬に手を当てて、真剣に考え込んだ。