《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*

取引先の新社長の祝賀パーティ。



私と捺さんのように、夫婦揃って、出席してる人は大勢居るけど、私よりも年上の方ばかり。



私がいちばん最年少なのは当然だけど。



捺さんの元に来る方々は16歳の社長夫人である私を物珍しそうに見つめる。



珍獣でも見てるかような目つき。
何だか気分が悪い。



こんな厳かな場所…私にとっては場違いだけど。



捺さんと結婚した以上は避けるコトはできない。