《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*

「…哲…何かいいアイディアねぇのか??」



「謝って、すがればいいの!!『ゴメン!!留奈…俺は留奈なしでは生きていけない!愛してる!!ずっとそばに居てくれ!!』って」



「・・・俺は何も悪いコトはしてないのに・・・どうして俺が謝って、すがらなきゃいけない…」



「どっちかが言わなきゃ…仕方がないでしょ!!まあ~先に…留奈ちゃんを私が呼び戻してあげる」



哲は俺の代わりに、留奈の実家に電話を掛けてくれた。



「あ~留奈ちゃん?哲子です…。捺…あんたの手紙読んで、あまりのショックで寝込んじゃったわよ!!今すぐ、帰って来てくれない??」


「!?」


俺がいつ、寝込んだ!!?



「捺はあんたのコト凄くスキなの。自分が死んじゃった時、あなたの負う悲しみを気遣うくらい…捺はツンツンだから…デレデレにさせてやってよ!!それが出来るのはあんたしか居ないの!!分かる?留奈ちゃん」


「・・・哲…代われ!!」



「ゴメンなさい…切れちゃった…捺」



「・・・」