《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*

「あまりにもタイミングが合いすぎ…まあ~こんな小細工をしたのは全て…徳川君ね…。留奈ちゃんは彼の指示に従っただけよ…。あんたがツンツンし過ぎるからよ!」



「うるせぇ!」



「俺は里帰りだと言われて、留奈様をお送りしたんですけど・・・。捺様に一言、報告すべきでした…。申し訳ありません」



「駿也…別に謝る必要はない…」



「別に私たちの前ではそのツッぱった捺でもいいけど。留奈ちゃんには…デレッとしたトコ見せてやれば…」



「そんな簡単に甘えるなんて出来ねぇよ」



「これはダメね…。離婚よ!!捺」


哲は深い溜息を漏らし、俺に背を向ける。



「お、俺は離婚なんてしない!!!」