「俺は桐生家の使用人です…。椿様のお父様は弁護士。身分差があります」



「別に結婚するわけじゃないし…」
そこまで、深く考えなくてもーーー・・・



「俺は…結婚する相手としか付き合わないつもりです!」


車内に響く駿也さんの真剣な声。



「付き合う人はたった一人…コト?」



「はい…そうです」


駿也さん…捺さんには劣るけどイケメン…

その駿也さんがたった一人の女性と付き合って、そのまま結婚するのって勿体無くない?



「それって勿体無いよ~駿也さん」