夢か現実か確かめるように、捺さんはもう一度、私を抱き締めた。



「///」


遅めの夕食。


何だか身体が思うように動かない。


足に力が入らないと言うか…


そんな私を見かねて、捺さんが代わりに、夕食の支度。
私は食卓に椅子に座ってキッチンに立つ捺さんを見つめる。



捺さんは食卓に温め直したシチューを置いてくれた。



「ありがとう~捺さん」


「俺の方こそ悪い…今度は食卓に並べるだけじゃなく…俺が作ってやる」



「えっ!?捺さん…料理できるの?」


「まあな~」


料理まで出来たら、私…捺さんにしてあげるコトがないじゃない!?