「アハハハハッ!あんたそりゃあ風上君が可哀相よ」
「……いや、だって亜美、今まで嫌われてるって思ってた人にキスされたら、なんか逆に怖いし、気持ち悪いじゃん」
翌日の昼。
早速昨日の出来事を亜美に報告した。
今日は曇りなのていつものように屋上で私と亜美は話しをしながら昼ご飯を食べていた。
「じゃあ、風上君のキスはイヤじゃなかったの?」
「嫌なわけないよ…
今まで不幸ばっかだったから急な幸せ…というか自分の罪が洗われた気がして…びっくりして気持ち悪かっただけだよ」
皆の憧れの王子様のキスを嫌がる人なんていないと思う。
「でも、千春。絶対向こうは誤解してるよ?」
「うーん…でも、何て説明すれば良いか分からないし…」
すると、屋上の扉が開いて誰かがやって来た。
段々この屋上に人が増えたら嫌だな…
せっかく立ち入り禁止で人が寄らない良い場所なのに…


