屋上で



「…そうか。口洗っとけよ」




そう言って風上君は資料室から出て行った。



あれ!?開いてたの!?いつの間に!?







というより、そんなの…









―――――…洗えるわけない。



私は、唇に残る感触を確かめるように少しだけ手を当てた。