「えっ?そうかな。ありがとう」
恥ずかしくてまともに陸也を見れない。
昨日のテレビやアイドルの話をしているうちにもう学校の門が。
時間が経つの早すぎ…。私と陸也は同時に門をくぐった。
いろんな人の視線が私たちに注がれる。
「きゃー!大達先輩だっ!」
陸也のことを見て、一年の女の子が騒いでる。
今年の新入生は皆積極的。好きな人が出来るとその人に話しかけに言ったり、告白もすぐに出来るんだって。
少しだけ羨ましいな。
陸也は黄色い声に少し戸惑いながらも、気づかないフリをして、私と話してくれた。
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