砂時計

―――ほっといてよ・・・。

私は、友達なんか作らない。
彼氏なんかも作らない。

そう誓った―――――――。

ザワザワする教室の中、どこからともなく、
女子の甲高い笑い声が聞こえる。

「それでさ、昨日の歌謡祭で・・・」

「あぁ、見た見た!なんかあれさ・・・」


楽しそうに大笑いでおしゃべりをする女子のグループを見て、思った。

『私、なんでこんなになっちゃったんだろう・・・。』

って―――――――。