―――ん?

「なんですか・・・?人が一生懸命説明してるのに!」

ちょっとムカついて、中村君を睨んだ。

「いや、違くて。名字じゃなくて、名前の方!」

そう言って中村君は、人差し指で下を示した。

「そっち?!えと、真実の真に、優しさの優。」

「ぷッ・・・何お前、天然?」

「ちッ、違うよ!そーゆー中村君は?」

なんか・・・いちいちのコメントがむかつく・・・。

「太陽って書いて、ひろあき。」

太陽―――――――。
そのままだ・・・。

「いい名前だね。太陽。」

すると中村君は、ぽぽぽっと赤くなった。