ある休日の部活。
「ふぁ〜眠っ」
「だよねー」
あたしと歌奈は部活をするために学校の体育館へ来ていた。
響哉「せんぷぁーい!!!」
するとそこへ大声が響くと共に初音の視界に響哉が飛び込んできた。
「…うひゃあ!?」
避ける間もなく響哉は勢いよくあたしに正面衝突した。
「いたたた…きょうやんったら朝からどうしたの!?」
「おはようございます!!」
「…へ?」
響哉は挨拶だけすると何事もなかったかのようにシュート練習を始めた。
「は、初音、大丈夫?」
「…あっごめん!大丈夫!」
思わず開いてしまった口を閉じてあたしはゆっくり起き上がって練習を始めた。
『きょうやんってただの馬鹿かもしれない…』
それからなぜか頭の中は響哉でいっぱいだった。
