「…っ俺男子の方行ってきます!!」

「はーい頑張れー♪」

響哉の顔はまだ赤い。

あたしはニヤニヤしながら部活を再開した。



そして約一週間の一年生の部活見学は終わり―――

正式に一年生は部活を始めた。

「こんちゃー!!!」

たくさんの新部員と共に響哉もバスケ部に入部してくれた。

「一年生いっぱい入ってくれたね!」

「だね、これから次の試合に向けて頑張らなくちゃ!!」

部活が終わり、あたしと歌奈は帰り道を歩きながら話をしていた。

「おーい!!」

すると後ろから誰かが走ってきた。