次の日の放課後。

「こんちゃー!!!」

「あっきょうやんだ〜♪」

あたしはすかさず響哉の元へ駆け寄った。

「今日も来てくれたんだね!」

「はい!俺、もうずっと前からバスケ部に入るって決めてるんで!!」

「頼もし〜い♪」

あたしは冗談半分で響哉に抱き着くと、響哉は顔を真っ赤にした。

「っちょ…せんぱ…暑…」

「あれぇ〜?きょうやん照れてる?」

「てっ…照れてなんかないっす…!!」

響哉は顔を真っ赤にしながらも必死に訴えた。

『ふふ、かわいい』

そう思いながらあたしは
響哉から離れた。