空に虹

「ほぉら!
 俺、いい場所知って
 っから。」
彼は腕を引っ張って
階段を上がっていく。
「あっあのぉ・・・」
「俺のことは雄大で
 いいから!」
「じゃあ・・・雄大。
 どこに行くんですか?」
「まぁまぁ黙ってついて来い」