キーンコーンカーンコーン... 校門を入ると、本鈴の音が鳴り始めた。 これならなんとか間に合うかも!!! わたしはコレ以上に走ったことはないと言うぐらいの スピードで階段を3階まで上がり、教室にかけ込んだ。 ガラガラガラッ!!!! 「はい。藍崎遅刻っと…」 先生の冷淡な声にみんながいっせいに笑う。