青い空がきれいな７月上旬。

「あっちーなー授業めんどくせー」

そう言いながら教室に入ってきた人。
－五十嵐大輔－
今年の春から赴任してきた英語教師。
顔はそこそこ。
歳は、２６歳。
女子から絶大な人気。
私にはわかんないけど。

「じゃ、授業始めよか～」
－規律、礼－

「じゃ～昨日の続きな～」
五十嵐先生の低い声が教室に響く

やばい…朝から睡魔が…
寝そう…
私は、１時間目から居眠りをしてしまった。

「…っ！つ・・・さ！つばさっ！！」
隣の席のなつみの声がする。
私は名前を何度も呼ばれやっと起きた。

「なに～？」
机から顔をあげると、目の前に五十嵐先生が。

「あっ・・・」