佐知子の夢



「こんなのあったっけ?」


佐知子はその空き箱を
引っぱり出した。


…引っぱり出そうとした。




「うっ…おもっ!」



重くてなかなか
出すことができない。


佐知子は中身が
気になってしょうがない。


「お父さんに聞いてみよ。」