昼休み。


教室の窓側の席で
私の友達の真帆は
クリスマスの予定について
熱く話している。



「あたしね、今年は彼氏と
クリスマスツリー見に行くんだあ♪」

私はそれに
笑顔で頷く。


恋愛話には疎いので
頷いているしかない。



「栞も彼氏作りなよー!
せっかく可愛いんだから」

その言葉にも
ボンヤリと答えるだけだった。