心臓は過度に
ばくばくしていて、
掴んでいたバックの持ち手を
ぎゅうっと締め付ける。


「「....」」



少しの沈黙さえ
苦しい。



言わなきゃ
誘わなきゃ

そう決心して、
口を開いた。



「「あのさ」っ!」