学校が終わり、
いつもの帰り道。


前に壮ちゃんの
後ろ姿が見えた。


「そ 壮ちゃん!」

少し大きな声で
名前を呼ぶと、
壮ちゃんは歩みを止め、



「よ」

ちいさく微笑んだ。



そんな顔に
どきどきしながら隣に並ぶ。

そして2人で
また歩き始める。