―――――水臭いこと言わないで。

――――そんなんやないよ。

―――――じゃあ何なの??

――――ええやん、今のが自由で。

―――――あなたを独り占めしたい。

――――他当たってや。俺は降りる。




「・・・んぅ・・・。」


思わず声を出してしまう。



「誰かおるん?」


シャ___

おもむろにカーテンが開けられた。


目に入ってきたのは、赤い頭。



「なんやあ、べっぴんさんやん!
 サボり??」


赤い頭は私に話しかけてきた。


「起こしてもてゴメンやで~。
 気にせんと爆睡してなぁ~??」




ゆる~い関西弁。人懐っこい笑顔。

ゆるく結ばれたネクタイ。
崩して着ている制服。




パンツ見えてますよー。



それにしても綺麗な顔立ち。


赤い短めの髪を立たせてあって猿みたい。




「なになに~俺に見惚れえたりする~?」