学校に行く途中に、車が水溜まりの上を走って、私の制服に水しぶきが飛ぶ。 「……最悪」 だから雨は嫌いなんだ。 学校に着き、バッグの中を見ると教科書が濡れていた。 「おはよー、夏蓮」 「あ、おはよう」 友達の美華が私の無惨に濡れた教科書を見て笑った。 「きゃははは!! 何これっ」 「…笑わないでよ、しかも見て」