あの日からしばらくたった。 特になにもなく、あの話が嘘のように思えてくる。 ったく…。 ビビらせるだけビビらせてきたのか⁇ なんとなく屋上に行きたくなった私は1人で歩いていた。 「希ー沙!」 肩をポンっと叩かれて振り返れば、梓がいて隣には悠真もいた。 「梓!それに悠真も」 めずらしい2人組だな。