「俺はある人に頼まれて、羽雲と夜闇の情報を集めてんの」 「へぇー」 「族に入ってないっていうのは動きやすいからな」 族に入ってない…か。 隣でお茶を飲んでいる海里をジッと見つめた。 「ん?」 視線に気づき、不思議そうに見ている海里。 …頼んでみようかな。 「あのさ…うちに喧嘩、おしえてくれやん?」 「え、喧嘩?」 「うん、喧嘩」 「ええけど…怪我しても文句言うなよ?」 「うんっ!ありがと!」 困ったように笑った海里にうちは満面の笑みを返した。