「ふざけんな‼︎」 ビュッと拳が私をめがけて飛んでくる。 けど…。 「遅い」 拳をよけ、羽雲の顔を殴る寸前の所で止めた。 「なっ…」 目を見開いて驚いている羽雲を冷たい目で見る。 「お前は私に勝てない」 「なっ…‼︎お前だけは…どつき倒したる‼︎」 カッと顔を赤くして、私に殴りかかってくる。 無駄だっつってんのに。