「って…あれ、美佳も⁇」 梓の隣、美佳の席にも鞄がない。 いつも私と同じくらいに来てるのになー。 「おー、今日は静かに過ごせそうだな」 「そうだけど…。何かあったのかな??」 「…心配ならメールしてみろよ」 「そうだね!!」 早速ケータイを出して、メールを作成していると悠真からため息が聞こえた。 「どうかした⁇」 悠真のため息なんて珍しいから、顔を上げて聞いてみた。 「なんでもねぇよ」 「…ふぅーん⁇」 その割に元気ねぇけどな。 ま、いっか。