その日の夜。




「うっしゃー‼︎いくぞー‼︎」



『うおぉぉー‼︎』



「サツに捕まんじゃねえぞー‼︎」



『うおぉぉー‼︎』









言いたいことを言うと、私は梓を乗せたバイクをふかして走り出した。









「希沙の後ろとか、マジうれしぃー‼︎」




「落ちるなよー‼︎」




「任せとけーい‼︎」









私たちは笑いながら、バイクを走らせた。