「さて、と。明杜、行こうか」 「はい」 私は皆に背を向け、教室から出ようとしたら私を呼び止める声が聞こえた。 振り返ると、どこか必死な仲間の姿が。 「総長‼今日、倉庫に来てくださいね‼まってますから‼」 「わかった。必ず行くよ」 笑いかけると安心したような顔になり、素直に可愛い奴らだと思ってしまった。 いかつい奴らばっかなのにな。