そうだよな。 私は強気じゃないと。 「よし。ありがとう、明杜」 「いえ、俺はいつでも希沙さんの味方ですから」 明杜に笑いかけてから、私は皆の方を向いた。 私に集まる視線。 「おまえら、よく聞け」 私は一人一人の顔を見てから話しはじめた。 「私はどんな事があっても、お前らを信じるし、お前らを守る。だから、私もお前らに信じて欲しい」 ひとつ息をついて、皆をもう一度見た。 「私に背中を預けられる奴だけ残れ。そいつ等は私の命にかえても守る‼以上‼」