バンッ!!


「希沙?!」


早っ!!

まだ1分くらいしかたってないけど?!



「どうしたん?!喧嘩か?!喧嘩売られたんか?!どこのどいつや!!うちが叩きのめしたる!!」


過保護みたいな少し大阪弁の美人が姫川 梓。

私の親友。



「ありがと。喧嘩じゃないよ。ちょっと話聞いてほしくて。…私が転校してきた理由を…」




そう言うと2人は真剣な顔になった。


そんな2人の顔をみて、少し笑いかけてから話し始めた。



「私は向こうの学校に、友達がいたんだ」