優の二度目の命日。

私は優のお母さんから呼びだされた。


「こんにちは」

久しぶりみる優のお母さんは、相変わらず優しそうな笑顔で私を迎えてくれた。

「いらっしゃい。話したいことってゆうか、あなたに渡したいものがあるの」

渡したいもの?

「この前、久しぶりに優の部屋を片付けてたら、こんなものが出てきたの」

え…。

私はそれを見た瞬間に涙が出ていた。

「これをどうするかは鈴ちゃんが決めてね」


お母さんからもらったそれは………






優のサインがもう書いてあった婚姻届けだった―…。